「お花茶屋」の地名の由来は・・・
八代将軍 吉宗公が、このあたりで、「鷹狩り」をしていたところ、急に
腹痛に襲われた。
そこで、当時3軒あった「茶屋」の一つで休ませてもらった、その時、優しく看病をしてくれたのが、「おはな」という娘。その看病に、いたく感じいった吉宗公が、この「茶屋」を「お花茶屋」と名づけてくれたというエピソード。
のち、このあたり一帯を「お花茶屋」と呼ばれるようになったそうな。(昔話の市原悦子風に・・・)
将軍が名付けたかどうかは ともかく、鶴や白鳥が越冬のために飛来していたという話は、今も現存する、由緒ある
お寺(四ツ木の西光寺)の奉納絵馬にも描かれているし、この辺りが「東京低地」とよばれ、昔は、このあたりまで東京湾が入り込んでいたという学術的な証拠もある。
また、駅のすぐ近く「セブンイレブン」は、10年前までは「中茶屋」と呼ばれていた店だった。その前の道路の端には、今でも「葦の葉」が顔を出している。
川辺に生い茂るのが、普通の「葦」が、アスファルトの隙間から逞しく生えているんです。
葛飾見聞録・・・・地元「お花茶屋」の由来
葛飾見聞録
「お花さん」って だれ?
京成線って知ってますか? 東京の上野と成田空港を結ぶ私鉄です。
東京には地下鉄を含め、私鉄は数々ありますがイマイチ地味な路線です。
そんな路線ですから、「お花茶屋」駅の名前を知っているのは、地元にお住 まいの方か成田空港から飛行機に乗る旅人ぐらいでしょう。
「お花茶屋?」「三茶」の間違いじゃないの・・・なんて言われかねません。
そんなマイナーな京成線ですが、興味ある人はウィキペディアで調べてみてください。
とにかく、始発の上野駅から、普通電車に乗車してみてください。
間違っても、急行や特急、ましてや、スカイライナーなんてダメですよ。
間違いなく、通過してしまいますから・・・・
でも、「お花茶屋」という名前には、それなりのいわれがあるのです。
「お花さん」って、だ~れ? その由来は、今から400年以上も前の江戸時代に
遡ります。
1603年征夷大将軍となった、徳川家康が江戸に都を築いたことから始まります。
「鷹狩り」の好きだった家康は、このあたり、つまり、今の葛飾区・墨田区・江戸川区あたりが「葛西」と呼ばれていたころ。このあたりは、沼地や湿地の多い低地で、当時は、今のような地球温暖化の時代でもなかったので、何と、鶴や白鳥や鴈などがなどが渡ってきていて、恰好の狩猟場であったそうです。
だから、今でも地名に「白鳥」が残っているほどなんです。
と同時に、将軍のお狩場となったこの地には、お休み処や御殿とよばれる宿泊所などが用意されたのですが、それは、地元に暮らす人々には大変な負担でした。
2代将軍秀忠あたりから、その「鷹狩り」もあまり行われなくなっていたのですが、
八代将軍 吉宗の時代。 そう、まさに「暴れん坊将軍」が復活しちゃったんです。